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こんにちは、スタッフのマフです。
いよいよさつまいものシーズン真っ盛りで、
わたしも収穫から出荷まで、様々な業務に関わらせていただいています。
農業新人なので、当然のことながら全てが初体験。
でも椎名農園の皆さんは、自分の仕事もあるのに、
「これはこうやってやる」とか「こうした方がいい」とか、
手取り足取り丁寧に教えてくれます。
たいへんありがたいことです。
収穫のための芋堀機に乗ったのも初めて。
その際、畑の隅…畝の端っこだけ人力で掘るのを
「これは機械が旋回するためにやるんですよ」
と教えてもらった際、
おおおっ! これがあの「マクラ堀り」かっ!!
と、内心とても感動していました。
この「マクラ堀り」
北海道の農業高校を舞台にした作品『銀の匙』で出てきたんですよね。
収穫していたのはさつまいもではなくじゃがいもでしたが、
それ以外は漫画そのままのシーンと説明で、
なんだか「聖地巡礼(*作品の舞台を訪れること)」の時のような、
作品の中に入り込んだような感覚になったのでした。
漫画家・荒川弘先生は、ご実家が酪農家なので、
『銀の匙』ではその経験を反映した描写が多数あります。
エッセイ漫画である『百姓貴族』と併せて、
農業に興味がある人には、とても良い「入口」になることでしょう。
両方ともアニメ化もされており、さらに『銀の匙』の方は実写映画化もされているので、
農業を扱った作品を見てみたいという人には、オススメです。
もしかして、読んだり見たりしたら、農業をやってみたくなるかも?
実際、私の周りには、本作の影響を受けて、農業を始めた人がいます。
フィクションが実生活や人生に影響を与えることは、大いにあるのです。
そう、わたしもこの椎名農園で働くことを決めた理由の1つに、
漫画のキャラクターの影響があったりするのです。
それが何の漫画の誰なのかは、次回語ります。
後日公開の続きも、ぜひ読んでみてください。
それでは、また!
こんにちは、スタッフのマフです。
今回は前回の続きで、農業に必要とされる能力について考えていきます。
前回、生産という点においては、必要とされる能力は理系であると答えましたが、
では、その作ったものを出荷する・販売するといった業務においては、
どんな能力が必要となるでしょうか。
まずは農協や市場に流す場合、その団体と上手く関わっていくための協調性が必要となります。
どこにどれだけ供給するか、常に変わり続ける生産量を確認しながら計画的に考える力も必要です。
個人販売をするのであれば、何をどんな人たちにどうやって売るかという企画力や、
多種多様なお客様とのコミュニケーション能力が必要となります。
さらに、売れる品種とは何か、これをいくらで売れば正しく利益が出るか、
というマーケティング能力や、データに基づいた分析力も必要となります。
勿論、こうしたことを専門的に学べる農学部・農学科も、ちゃんとあります。
そのような学科は、文系科目だけで受験することが可能です。
東京農業大学だけでも、農学部のデザイン農学科、生物産業学部、国際食糧情報学部などは、
英・国・社会系の文系科目だけで受験できるのです。
国際と付く学科では、発展途上国の農業支援など、海外での仕事に就くための学びなどを得ることができます。
特殊すぎる仕事の分野に思えるかもしれませんが、
個人販売の戦略で、外国の方とのビジネスというのも、今の農業では当たり前のルートになっています。
英語などの語学力や、文化の相互理解といった文系的知識も、大いに役立つものになるでしょう。
というわけで、結論としては、農業には理系・文系のどっちも必要! と云えるのでないでしょうか。
趣味や自分の腕の中の範囲だけでの「作農」であれば、理系的能力さえあれば事足りるのでしょうが、
より大きくビジネスとして成立させるのであれば、文系的能力もなくてはならないものになるはずです。
でも、どちらの領域にも精通した、全ての能力を有する人間などそうはいません。
それぞれの能力を有した者たちで寄り添い、協力し合っていくことが必要となるでしょう。
……なんだか、カチカチな話になってしまいましたね。これは元先生の悪い癖です。
次回はもっと柔らかい話にしていきたいなと思います!
こんにちは、スタッフのマフです。
今回も弊社社長からの疑問に答えていきたいと思います。
第2弾は「農業って理系なの?文系なの?」というもの。
おお、これもまた面白い質問だなぁと。
わたしは元教師ですので、
日本の学校ではたいていはどちらかを選択させるケースが多い、
ということをよく知っていますので、
○○ってどっち系の能力が必要なの?
という疑問を持つことは自然なことと云えるでしょう。
とりあえず、具体的な業務内容に合わせて考えていきましょう。
まず肝心なのは、なんといっても栽培技術。
環境に合わせて作物を選定し、植え、育て、的確なタイミングで収穫する。
この一連の生産技術には、生物学・物理学・数学などが必須になるでしょう。
さらに土壌の調整や肥料の使用、害虫や天候への対策には、
バイオテクノロジーと云われる化学の知識が必要となります。
また元教師の観点から、
農大や農学部を受験するには、ほとんどが理系学科を必要とする、
という事実があることをお伝えしておきます。
となると、農業ってやっぱり理系?
……と、なりそうなところではありますが、
これはあくまで、まず栽培技術という業務内容に関してのものです。
もし考えている「農業」というものが、生産のみに特化したものであったら、
理系的能力さえあれば完璧といえるものになるでしょう。
しかしながら、多くの農家は、作るだけでは仕事として成立しません。
作ったものを出荷・販売するという戦略を経て、始めて収入が生まれるのです。
と、長くなりましたので今回は一旦ここまで。
次回、出荷・販売という観点から、必要とされる能力について考えていきましょう。
こんにちは。新人スタッフのマフです。
今日は取材があり、ちょうど新人研修にもなるということで、同行させていただきました。
まだまだ右も左も分からない立場なので、
あっちこっちの畑を回り、
こんなところにも畑があるんだ!
こんな作物も作っているんだ!と、
記者の方といっしょになって驚いてしまったのでした。
いや本当に、椎名農園は畑が広く、たくさんあるのです。
とても丁寧に取材なさってくださる方で、
畑だけでなく、内側の作業も真摯に見られるので、
わたしにとっても本当にちょうどいい研修になってくれたのでした。
たくさんの方が、それぞれ適材適所に作業されている姿を見ることができたのも、
実に良い体験となりました。
わたしもがんばるぞっ!という気持ちに改めてなれたように思います。
こんにちは。新人のマフです。
これからblog記事を書かせていただくことになりました。
わたしは農業未経験者なのですが、だからこそ右も左もわからない者による視点で、
日々を書き綴っていけたらと思っています。
そう、椎名農園では、まだまだ正社員など、スタッフを募集しています!
もし記事を読んで、農業をやってみたいとか、少しでも興味が出ましたら、
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
未経験どころか、本当にAT限定の自動車免許しか持っていないわたしの記録が、
少しでも希望者の参考資料になれば幸いです!
今日の写真は収穫した「つるむらさき」
わたしの畑デビュー戦でした!!
ああっ、おひたしにして食べたい!!!