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農業は理系か? 文系か?➀

こんにちは、スタッフのマフです。

今回も弊社社長からの疑問に答えていきたいと思います。

第2弾は「農業って理系なの?文系なの?」というもの。

おお、これもまた面白い質問だなぁと。

わたしは元教師ですので、

日本の学校ではたいていはどちらかを選択させるケースが多い、

ということをよく知っていますので、

○○ってどっち系の能力が必要なの?

という疑問を持つことは自然なことと云えるでしょう。

 

とりあえず、具体的な業務内容に合わせて考えていきましょう。

まず肝心なのは、なんといっても栽培技術

環境に合わせて作物を選定し、植え、育て、的確なタイミングで収穫する。

この一連の生産技術には、生物学・物理学・数学などが必須になるでしょう。

さらに土壌の調整や肥料の使用、害虫や天候への対策には、

バイオテクノロジーと云われる化学の知識が必要となります。

また元教師の観点から、

農大や農学部を受験するには、ほとんどが理系学科を必要とする

という事実があることをお伝えしておきます。

 

となると、農業ってやっぱり理系?

……と、なりそうなところではありますが、

これはあくまで、まず栽培技術という業務内容に関してのものです。

もし考えている「農業」というものが、生産のみに特化したものであったら、

理系的能力さえあれば完璧といえるものになるでしょう。

しかしながら、多くの農家は、作るだけでは仕事として成立しません。

作ったものを出荷・販売するという戦略を経て、始めて収入が生まれるのです。

と、長くなりましたので今回は一旦ここまで。

次回、出荷・販売という観点から、必要とされる能力について考えていきましょう。